熊出没で遭遇してしまった時の対策は?死んだふりは本当に有効?

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どうも、blueblazeです。

本日北海道札幌市にて、またしても熊による被害が発生しました。

 札幌市東区などの市街地に18日未明から出没し、4人にケガをさせたクマ…18日午前11時11分から、丘珠空港近くの茂みで猟友会のハンターがライフルで撃ち、駆除しました。  18日午前3時20分すぎ、札幌市東区北31条東19丁目でクマを目撃したという付近の住民からの110番通報から、断続的に通報が続きました。  そして、午前6時ごろ、東区のイオン元町店の駐車場でHBCのカメラマンがクマを発見、車内から撮影しました。現場は、地下鉄駅、小学校、店舗、住宅が立ち並ぶ市街地でした。  ヒグマは午前6時20分現在、イオン元町店と隣の元町北小学校の間の茂みにいて、午前6時半ごろ、猟友会のハンターが現場に到着しました。  警察によりますと、東区北19条東16丁目付近で、70代男性と80代女性がこのクマに襲われ、ケガをしました。今のところ2人とも軽傷とみられています。  その後、クマは茂みから出て、再び市街地を逃走、付近の歩道では、血を流して倒れる人も発見されました。午前7時10分すぎ、40代と見られる男性が上半身を噛まれるなどして、病院に搬送されています。  さらに、その後、クマは東区の札幌丘珠空港の敷地内で発見。空港のフェンスを乗り越え、近くの用水路の水中を歩く様子も撮影されました。その前、自衛隊の丘珠駐屯地の自衛官も襲われてケガをしていて、ケガ人は合わせて4人になりました。  クマは丘珠空港近くの草むらに身を潜めていましたが、18日午前11時11分から、丘珠空港近くの茂みで猟友会のハンターがライフルで撃ち、駆除しました。

出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/ecb4a6cdf689f6a41490aea1b0aa6c06fb84e142

今回の事件では、なんと市街地に出没したというのだから恐ろしくてなりませんね。

なので、万が一道中で遭遇してしまった時の対策というのは考えておきたいですよね。

それに関しては、昔から「死んだふりをすると良い」とよく言われていますが、果たして本当に有効なのか疑問に感じたので、その点も合わせて調査してみました。

それでは、一緒に見ていきましょう。

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熊に遭遇してしまったらどう対策を取ればいい?

クマは元来臆病な性格ですが、それ故非常に警戒心が強く、ちょっと刺激しただけでもパニックに陥り攻撃的になるので、

  • 睨む
  • 大声で叫ぶ
  • 走って逃げる(クマは走り回るものを追いかける習性がある上に足が非常に速いので、走ったところで簡単に追い付かれる)

といった行為は厳禁です。

もしも遭遇してしまったら、ゆっくりと静かにクマから目を離さず後退することがポイント。

又、母熊を大いに扇動してしまう為、子熊に近づくのもNGです。

万が一突進してきたら、威嚇突進本当の攻撃かを見極めてみましょう。

威嚇突進の場合だと、途中で止まり地面を叩くなどしてから後退していくという動作が見られ、ほとんどの場合がこのパターンだそうです。

そして、止まることなく突進してきた場合はクマ撃退スプレーの出番です。

3~4mの距離まで近づいてきたら、目と鼻目掛けて全量噴射します。

もしも効き目がない場合は、防御姿勢を取ってください。

出典:https://www.shiretoko.or.jp/library/bear/bear2/

うつ伏せで手を首の後ろに回して保護し、転がされたらその勢いで元の姿勢に戻りましょう。

この時バックパックを背負っていると、背中を守ってくれるプロテクターとなるのでオススメです。

ここまで大雑把に書き連ねてきましたが、何にせよ、クマの防衛本能を煽らない為にも慌てず冷静に行動することを心掛けることが重要です。

しかし、道中で野生動物に出くわすと確かに多少なりとも驚いてしまいますよね。

筆者は、静岡県沼津市の大瀬崎に行く途中でサルに遭遇したことがありますが、その時は柵越しに少し威嚇された程度で済みましたが、柵のないところで襲われまともにやり合ってたらどうなっていたか分からないですね(笑)

このような野生動物と上手く付き合っていく方法もしっかりと学ばなければならないなと今回の札幌の事件を受けて改めて実感しました。

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死んだふりは本当に有効なのか?

結論から申し上げますと、「死んだふり」状態で遭遇するのは逆効果です。

雑食性のクマの場合魚や動物の死骸を食べることがあり、エサがあると思い込ませてしまうからです。

例外的に「死んだふり」で結果的に助かったケースというのがあるのも事実ですが、その時は攻撃を受けた後で抵抗を止めたことでクマ側から敵意なしと認識されたことで幸運なことに命拾いしただけであり、基本的な対処法は前述の通り、遭遇したらまずはゆっくりと静かにクマから目を離さず後退して離れることを意識すべきですね。

これは個人的な推測ですが、世間一般的に知られている「死んだふり」というのは、前の見出しでご紹介した防御姿勢が曲解されたものなのかなと思いました。

この最終手段に至るまでのプロセスがちゃんと知られていなかったことでこのような解釈が出来上がってしまったということなのでしょうか?

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熊出没時の対策のまとめ

  • もしも遭遇してしまったら、ゆっくりと静かにクマから目を離さず後退することがポイント。
  • クマは元来臆病な性格だが、それ故非常に警戒心が強く、ちょっと刺激しただけでもパニックに陥り攻撃的になるので、睨む、大声で叫ぶといった行為は厳禁!
  • クマは走り回るものを追いかける習性がある上に足が非常に速いので、走ったところで簡単に追い付かれる走って逃げるのもダメ!
  • 突進が止まらければ、クマ撃退スプレーをクマの目と鼻目掛けて噴射し、それでも効かなければ防御姿勢を取る。
  • クマの防衛本能を煽らない為にも慌てず冷静に行動することを心掛けること!
  • エサと間違えられる恐れがある為、死んだふりで遭遇するのはNG。

今回は、「熊出没で遭遇してしまった時の対策は?死んだふりは本当に有効?」ということでお送りしました。

これから夏休みに入り、アウトドア需要が活発になることと思います。

その際熊などの野生動物に意図せず遭遇してしまった時の対策をしっかりと立てておきたいですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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