どうも、blueblazeです。
5月11日放送の「プロフェッショナル」に、刀鍛冶の吉原義人(よしはら・よしんど)さんが出演します。
吉原義人さんは、御年78歳にして未だ現役の刀鍛冶として活動しており、その手で作り出される日本刀は、1本数百万円もの値が付き、国内外から注文が殺到するほどの至高の一品と言われています。
そんな吉原義人さんですが、後継者となるはずだった息子さんを数年前に亡くしているそうです。
今回は、吉原義人さんの刀の販売店や息子さんの死因といった情報をwikiプロフィールと共にお届けしていきたいと思います。
それでは、一緒に見ていきましょう!
吉原義人のwikiプロフィール
生年月日:1933年2月21日
出身地:東京都葛飾区
職業:刀鍛冶、日本刀鍛錬道場代表
吉原義人さんは、20年に一度の最高勲章である「伊勢神宮の御神刀」に3度もの指名を受けている超一流の刀鍛冶で、現在も数人の弟子を育てながら刀を打ち続けています。
吉原家は、祖父・国家(くにいえ)さんの時代から刀を作り続けている日本刀随一の名門で、かつては月島に鍛冶場を構えて包丁やカンナ、ハサミといった日用品として用いられる刃物を作っていたそうです。
それがやがて業界の間で有名になっていき、刀鍛冶の仲間入りを果たしたのです。
ところが、関東大震災による津波被害やポツダム宣言に伴う陸海軍一般命令第1号などにより、刀鍛冶が満足に出来ない期間が長続きし、父親も別の仕事に就くことを余儀なくされました。
1955年頃にようやく刀鍛冶を再開、当時12~13歳だった吉原義人さんはこの頃から刀鍛冶の修行を始めたのでした。
弟と共に祖父の仕事を手伝いながらその工程を間近で見ている内に次第に自身にもそれが身に付いていったという吉原さんは今も昔も夢中で刀を作り続けており、それが吉原家を無形文化財たらしめたとも語っています。
現代では物作りの機械化が進んでいますが、これについて吉原義人さんは、
そもそも手作りの基本っていうのが、俺たちが子供のころにはあった。小学校で、鉛筆なんて、みんなカッターを使って手で削るのが当たり前だったけど、今はみんな機械。そもそもシャーペンとかに変わって、鉛筆を使う子自体が少なくなってきているしね。「刃物は危ない」って、子供に使わせなくなっちゃう。刃物だけじゃなくて、彫刻刀とか、いろんな道具を使うことができない子ばっかりになっちゃうんじゃないかって、正直心配だよ。
たまに手を切ったりして、痛い思いをしたりして、使い方もわかってきて、手先も器用になっていくんだな。 「刃物は危ない」って、なんでもやらせなくなっちゃうと、もともと日本人が得意だった手先の器用さや、手先の仕事の基本がなくなっちゃうよ。そういうのが一番心配だな。出典:https://times-current.co.jp/contents/vol-1/4/
と語っています。
最近では安全志向が行き過ぎた過保護な大人が増えてきており、それが様々なところで弊害を引き起こしているような気がしますよね。
勿論安全に配慮することはとても重要なことですが、だからといって「これは危ないからやってはダメ」などと根本的なシャットアウトに走ってしまうのは子どもの成長を阻害してしまい、ひいては教育の本質から逸脱してしまうのではないかと思います。
吉原義人さんが憂慮している事態は、筆者も同様に考えていることです。
真に我が子の成長を願った上で安全を望むということであれば、大人がしっかりと監督した上で子どもに体験・経験を積ませればよいのではないでしょうか?
吉原義人の刀の販売店はどこ?
吉原義人さんの作った刀は、全国のアンティークショップやアートギャラリーの他、「刀の蔵」というオンラインショップで購入可能となっているようです。
ただ、手作りである以上かなりの希少品であることは間違いないため、関連情報はこまめにチェックしてみることをお勧めします。
吉原義人の息子の死因は?
冒頭でもお伝えした通り、吉原義人さんにはかつて、跡継ぎとなるはずだった息子・義一(よしかず)さんがいました。
高校卒業と同時に刀鍛冶への道を歩み始めた義一さんは、父・義人さん直々に刀鍛冶としての哲学を一から叩き込まれ、史上最年少の36歳で無鑑査刀匠に認定されるなど、類稀なる才能を持った逸材でした。
しかし、義一さんは2018年、癌のため51歳という若さで亡くなってしまったそうです。
今後も活躍が期待されていただけに、息子の死は吉原義人さんにとって公私両面で大きなショックだったことでしょう。
この場をお借りして、謹んでお悔やみ申し上げます。
吉原義人がプロフェッショナルに出演のまとめ
- 吉原家は、かつては月島に鍛冶場を構えて包丁やカンナ、ハサミといった日用品として用いられる刃物を作っていた。
- 吉原義人は、12~13歳の頃に刀鍛冶の修行を開始。
- 吉原義人は、物作りの機械化による子どもの体験機会の減少傾向を憂いている。
- 吉原義人の刀は、全国のアンティークショップやアートギャラリーの他、「刀の蔵」というオンラインショップで購入可能。
- 吉原義人の息子は、2018年に癌のため亡くなっていた・・・。
今回は、「吉原義人のwikiプロフィールや刀の販売店、息子の死因は?プロフェッショナル」ということでお送りしました。
現代最高峰の日本刀の作り手・吉原義人さん。
この先も、亡き息子・義一さんの分まで心を燃やして最高の作品を作り続けて欲しいと願っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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